食事と栄養について誰を信じればよいか?

食事と栄養について間違った情報や誤解をほとんど毎日どこででも耳にします。

例えば、食物油と加工油脂は健康に良いのか、スタバでどのメニューが最もヘルシーか、日本の海草には放射能汚染の心配はないのか、電子レンジは健康に害はないのか、フッ素添加水にメリットはあるのか?

薬物治療ではなく、食物と栄養で病気を予防したり直したりするのに関心があるのであれば、お医者さんとは意見が合わないかもしれません。お医者さんの多くは最低限の栄養学しか学んでないし、予防医学に興味がほとんどないのですから。

栄養学について、医者、FDA(米食品医薬品局)、USDA(米農務省)、ADA(米栄養士会)、米心臓学会、ニューヨークタイムスでもいつも正しいわけではないですが、マイケル・グレガー博士は信頼することができます。博士は新しいビデオを毎日作っていますので、その楽しいビデオnutritionfacts.orgを一日中でも見ることができます。他のお医者さんは薬や手術で病気を治そうとしますが、グレガー博士は食事と栄養が健康に一番と考えています。

末期心臓病を患っていて65歳までしか生きられないと宣告されていたグレガー博士(アメリカの動物愛護団体の公衆衛生部門長)のおばあさんが食べるものを変えることによって96歳まで生きられたので、博士は医学を目指すことを決めました。博士の4月のハワイ菜食主義学会での講演のためのホノルル訪問に合わせて、博士に会い、食事と栄養についてのわたしの疑問について質問できたのがうれしかったです。

ローフード(加工されていない生の食材を使った食品)料理学校に行くことを考えているので、ローフード中の酵素にメリットが本当にあるかどうかを知りたかったのです。

ローフード中の酵素についてはほとんどが神話とグレガー博士は答えてくれました。また、デービスとメリーナが書いた「自然のままで(ビカミング ロー) ヴィーガン向けローフードガイド」を勧めてくれました。「自然のままで(ビカミング ロー)」は、ローフード運動の歴史をまとめ、代謝酵素・消化酵素・食物酵素について、ローフードの賛成反対意見とのその根拠について説明してある本当に良い本です。

なぜローフードか?

デービスとメリーナによれば、45度以上で料理すると酵素が変質するのは間違いないそうですが、酵素が人間の栄養吸収と健康に必須とか、ローフードが加熱したものを含む野菜中心の食事より優れるとかには、科学的根拠はあまり無いそうです。

この本によればローフードを勧める理由は、

・からだ全体が健康になる、

・病気予防と治癒のため、

・体重を減らせて維持するためです。

ローフード食の食物と栄養の観点についての疑問の多くについては、

・植物と野菜から十分なタンパク質を取る、

・乳製品を取らずに十分なカルシウムを取る、

・植物性食物からのビタミンB12、

・魚からしか取れない脂肪酸、肉からの鉄分について、

等々ですが、これらは菜食ベースの自然食品にも十分当てはまります。

一方、デービスとメリーナは、科学の限界についても言及し、ある理論や仮説が科学的に証明できなくとも、即ち、間違えであることが例証できないとしても、それが正しくないことを意味しないし、ましてや科学的でないことも意味しません。ローフードだけをあるいはローフードを主に食べることにメリットがあることの事例証拠はたくさんあります。

グレガー博士によれば、ローフードは加熱したものより必ずしも健康に良いわけではないし、実際、加熱調理したトマトには生のトマトより、抗ガン作用のあるリコピンが4倍含まれます。従ってグレガー博士は、「どんな調理法であれ植物性食品を一番たくさん食べられる方法で調理すべし」と言います。

とはいえ、ローフードを含めた菜食ベースの自然食品を考えているのなら、「自然のままで(ビカミング ロー)」は、栄養学データ、メニュー、簡単なレシピーから難しいレシピーまで揃った素晴らしい資料集でもあります。もしあなたがローフードに経験があるのならご意見をお願いします。

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